トレーニング中にはBCAA?EAA?効果的なのはどっち?
トレーニング中にはBCAA?EAA?効果的なのはどっち?
こんにちは!
トレーニング中に飲むべきはBCAAかEAA
どちらだとお考えですか?
BCAAを飲んだほうが力を発揮できるとか
EAAにもBCAAが入っているからコスパを考えるとEAAなど
様々な意見があると思います。
今回は、BCAA派、EAA派、中立派と
様々な意見を紹介していきますので、参考にしてみてください!
1.トレーニング中はBCAAの言い分
まずは、
トレーニング中にはBCAAを飲むほうが良い
そう主張する側の理由を解説していきます!
1-1.BCAAは筋肉で直接代謝されるから
BCAA→筋肉で酵素によって代謝される
- 酵素の名前はBCAT
- 筋肉を動かすほどBCATは活性化される
- 筋肉中にBCAAが不足していると、筋分解が起こる
EAA→肝臓で酵素によって代謝される
- EAAにもBCAAは含まれているが、BCAAだけ筋肉に行き届き、種類が余りアミノ酸のインバランスが起こる。
EAAにも、もちろんBCAAが含まれていますが、
EAAだけを摂取するとアミノ酸のインバランスが起きてしまうため
BCAAを飲むほうがいいんですね!
アミノ酸のインバランスとは?
ある特定のアミノ酸を大量に摂取すると、アミノ酸のバランスが崩れてどのアミノ酸の不足がない状態であっても、相対的に欠乏状態になったと身体が錯覚すること。
引用:https://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/consultation/pdf/1005.pdf
1-2.BCAAは乳酸をつくらずに素早くエネルギーになるから
代謝されたBCAAは何になるかご存知ですか?
そもそも人のエネルギーになる回路は大きくわけて、
「糖質から」と「脂質から」の2種類に分けられます。
*糖質からエネルギーになる経路のことを「解糖系」と言います。
- BCAAは解糖系の経路でエネルギーになる
- 解糖系のメリットはエネルギーになるスピードが速いこと。デメリットはエネルギーになる量が少ない
- 通常、解糖系のエネルギー代謝をすると乳酸が発生する
- 乳酸は身体を酸性に傾けるため、蓄積すると筋肉が動かなくなる
- しかしBCAAは代謝の過程で乳酸をつくらない
基本的に解糖系の代謝では乳酸が発生してしまいますが、
BCAAは乳酸が発生せずに素早くエネルギーを作り出します。
特にウェイトトレーニングなど
素早く爆発的なエネルギーを必要とする運動においては、
BCAAをとるのが有効的と考えられそうです。
参考動画
2.トレーニング中はEAAの言い分
ここからは、トレーニング中はEAAと言う側の意見を
説明していきます!
2-1.mTORC1を一番活性化するから
動画内でも説明されていますが、mTORC1というのは
筋肉を大きくしていくうえで重要なシグナルを伝達する物質になります。
スウェーデンで行われた2016年の研究によると、
BCAAよりもEAAのほうがmTORC1を活性化したとのこと。
参考動画
(彼が引用している論文はこちら)
2-2.筋肥大を最大化するにはすべての必須アミノ酸が必要
こちらは2017年に発表された論文をもとにしており、
BCAAは筋合成をしたが最大ではなく、最大限に筋合成をするには
すべての必須アミノ酸が必要だとしています。
彼は、もともとBCAAを愛用していたようですが、
EAAのほうがより効果を感じていると話しています。
参考動画
(彼が引用している論文はこちら)
3.トレーニング中のBCAA/EAAの中立派の言い分
ここまでBCAAとEAAどちらかに偏った意見を
紹介してきましたが、どちらでもない中立派の意見を紹介します。
3-1.BCAAもEAAも大差ない
彼は先ほどのEAAを推している方が引用していたこちらの論文を批判しています。
私は英語のネイティブスピーカーではないので
完璧に文章を理解できているわけではありませんが、
この論文の博士は
「EAAの商品を売るためにメタ分析をしてだした結果、
BCAAよりEAAが効果あると結論付けただけ」
と、批判しています。
さらに彼が引用した2016年の論文では、以下のように結論づけています。
- いBCAAとEAAを比較する際は、普段のプロテイン摂取量をコントロールしないとそもそも比較できない
- プロテインの量をコントロールしたうえで比較すると、EAAもBCAAも大差はない
参考動画
(彼が引用している論文はこちら)
3-2.トレ前に血中アミノ酸濃度が高ければBCAAで問題ない
彼は2013年の論文をもとにしていて、ある条件がそろっていれば
BCAAで問題ないとしています。
その条件とは以下の通り
- BCAAを摂取するなら10g
- トレーニング前に血中アミノ酸濃度が通常の1.3~1.4倍状態であること
トレーニングの前に十分な食事をできない場合は
血中アミノ酸濃度を高めるためにもEAA。
しかし、高タンパク質食をトレーニングの3時間ほど前にとれている場合は
BCAAでOKとしています。
参考動画
結論:自分で試してみないと分からない
いかがでしたか?
今回はトレーニング中にBCAAとEAAどちらを摂取したほうがよいのか
様々な意見を紹介してみました。
私自身、日によってBCAAだったりEAAだったりします。
食事の内容によってはパワーがでなかったりするので
BCAAとEAAサプリ単体でみたときに
どちらがいいのかというのは、まだ体感できていません・・・。
論文には研究者のスタンスや被験者の条件がありますので、
やはり、自分で試してみて答えをさがすしかないですね!
私自身、試してみたら体感でどう感じるのか
また発信していきます!
それでは、またー!